最後は制服です。
これで、アーカイブセンターをセイフク(コンプリート)です。
航空会社の制服は美しいと言うよりエレガントに見えます。
しかも、機能性も考えられているのですから凄いですね。
値段は聞きませんでしたが、高いのでしょうね。
貸与品なのですが、原則的に最初に借りたサイズが制服の更新時にも引き継がれるそうです。
それは暗に、体型の維持が求められると言う事の様です。
材質の見直しによる安全性も考えられているのが良く分かりました。
実は、客室乗務員の制服には興味があまり無かったのですが、奥が深くて食い入ってしまいました。
日本航空の最初の制服のエンブレムですが、金属製で「JAL」でした。
例えばバスガイドやバスや鉄道の運転士、船乗りなどはその乗り物の特徴を表している物が多いです。
当時の航空会社であれば、翼をデザインされた物が多いです。
そんな中で、翼をイメージさせたデザインではなく「JAL」だったのは、きっと戦争中に軍のイメージのある翼のマークを避ける事で不戦の意味と日本の航空会社として世界に示したかったのでは?と思ってしまいました。
2代目の制服から暫くは、翼のマークが使われいるのは日本が戦争をしない事が世界に認識されたのかな?と思っています。
確か、3代目の制服からエンブレムが金属を避けて刺繍になっていました。
きっと、安全性を考えて金属製から変更されたのでは?と思っています。
その後、鶴丸になったのも翼より非攻撃的な鳥であり、日本を表した鳥であり、国旗の日の丸をイメージしやすいですね。
スカートの丈の変遷は文化を表していますね。
今はスラックスもありますね。
しかし、狭い飛行機の中で着物に着替えて接客していたのは今考えても凄いですね。
小さい頃は、最初から着物を着て乗っていたのだろうと思っていました。
長距離路線では変化があって喜ばれたでしょうね。
2時間を短く感じる見学会でしたが、説明して下さったアーカイブスセンターの皆様、trico編集部の皆様、ありがとうございました。
#JALの歴史再発見 #JALアーカイブズセンター