🇬🇪ジョージア トビリシ【支配者による名前の変遷があった自由広場】

ヨーロッパの街には、街の中心地に中央広場がありますが、トビリシにも街のへそに「自由広場（თავისუფლების მოედანი)」があり、ここには何本の道が集まっていて、トビリシの目抜き通りであるルスタヴェリ大通りもここに端を発しています。いくつもの路線バスも走っていて、空港からのバス(337番)もここを通ります。自由広場も他のヨーロッパと広場と同じく、信号が無いラウンドアバウト(ロータリー)なので、車の通りの激しい通りでは歩行者は地下通路を利用して渡ることになります。自由広場は、その時代の支配者によって、余儀なく名前の変更をさせられています。ロシア帝国時代はエリヴァンスキー広場、ソビエト連邦時代はレーニン広場に改名させられています。ソビエト連邦時代にはレーニンの大きな像が設置されていましたが、ソビエト連邦の崩壊後(ジョージア独立)の1991年8月に撤去されました。2006年11月23日、高さ 5.6mの聖ジョージ像が自由記念碑(თავისუფლების მონუმენტი)として設置されました。記念碑は高さ 35 mで、市内のいたる所から目にします。山あいの街であるトビリシなので、自由広場は坂の途中にあり、道によっては上り、下りとなります。ルスタヴェリ大通りを少し登ると華麗なオペラ劇場もあります。微妙に広場も勾配があります。ショッピングモールが併設された地下鉄の駅もあり、便利な上、賑わいの中心地となっています。夜は煌々とライトアップされ、聖ジョージ像も金色に煌びやかに光り、グッとムードが増し、オシャレな広場と化します。広場のいたる所でストリートミュージシャンが様々なジャンルの歌を歌っていて、夜の自由広場を彩っています。自由広場は昼夜で楽しめる広場であり、トビリシ観光の起点です。

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